脳発達に重要なアラキドン酸

チーズにも含まれるアラキドン酸と乳酸菌

チーズは子どもから大人まで、誰もが好きな乳酸品ですが、カルシウムや乳酸菌などよく知られている成分のほかに、もっと重要な栄養が含まれています。それが必須脂肪酸と言われているアラキドン酸です。

アラキドン酸は粉ミルクを使う機会のあるママさんなら見覚えのある成分だと思います。なぜなら乳幼児の知能や脳の発達に欠かせない必須脂肪酸の一つなので、粉ミルクに配合されていることが多いからです。

アラキドン酸は脂肪からできているので、肉や魚などに多く含まれています。しかしこれらは乳幼児がたくさん食べることはできません。また、大人でも肉や魚は食べ過ぎるとコレステロールが気になりますので、ほかの食品からも取った方がよいとされています。

そこでおすすめなのがチーズです。チーズと言っても、プロセスチーズのような加工をされているものではなく、ナチュラル系のチーズにアラキドン酸は多く含まれます。クリームチーズなどもアラキドン酸をたっぷり含んでいます。

アラキドン酸は脳の発達のほか、体の発育にも欠かせない栄養素です。最初は乳幼児に必要だと言われていましたが、最近は高齢者の脳の健康のためにも欠かせないものとして注目を集めています。

かつてはアルツハイマーなどの予防には青魚などに含まれるDHAが効くと言われていましたが、このアラキドン酸も人が体内で作ることのできない大切な脂肪酸です。ぜひチーズを上手に活用して、アラキドン酸の積極的な摂取につとめてください。

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